一般社団法人AIビジネス推進コンソーシアム(通称:AIBPC)は、2023年11月27日(月)に神谷町トラストタワー The Agile Tokyoにて、「生成AIのビジネス活用」に焦点を当てたセミナーを開催しました。このイベントでは、生成AIのビジネス活用に取り組む各社の有識者が講演を行い、情報共有を目的として様々な知見が交換されました。
講演では、NVIDIA、GRID、CTCの三社が登壇し、「生成AIビジネス」の取り組みについて、多様な側面から紹介されました。技術的側面、構築方法、実際のビジネス活用例、さらには社内ルールに至るまで、ビジネス現場における最新の動向について貴重なご意見を伺いました。
講演終了後、同会場で食事を交えた懇親会を実施しました。参加者の皆様は、料理を楽しみながら活発に質問を交わしており、有意義なネットワーキングの場となりました。
イベント総合司会は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 田村さんが務めました。
開会の挨拶では、AIBPCの会長であるグリッド株式会社代表取締役 曽我部さんが登壇し、本セミナーの目的について語っていただきました。
ここからは、各社の講演についてご紹介します。
まず、エヌビディア合同会社 エンタープライズ事業本部 事業本部長 井﨑さんより、「LLM開発に向けた計算基盤とソフトウェア要件」 と題して、LLMに求められる環境要件についてお話いただきました。
続いて、株式会社グリッド システム開発部 諏訪さんより、「LLMを軸にしたDX」 と題して、LLMを用いた開発工程の効率化と品質向上についてお話いただきました。
続いて、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 AIビジネス部 デシジョンインテリジェンス課 課長 藤澤さんより、「生成AIビジネスの最前線と今後」と題して、社内の活用状況から考える生成AIビジネスの現状と今後についてお話いただきました。
最後に、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 AIビジネス部 データビジネスデザイン課 シニアスペシャリスト 角田さんより、「安全に生成AIを活用するためのルール」と題して、実際に社内活用に至るまでのプロセスやルール策定についてお話いただきました。
久々の対面イベントでしたが、関係者含め30名近くの方に参加していただきました。
今回、ZOOMでも同時配信を行い、70名以上の方が視聴されました。やはり多くの方が生成AIのビジネス活用方法に深い関心を持っていることが伺えました。
今後もAIBPCでは、このようなイベントを通して知識共有の場を提供し、AIビジネスの推進に貢献してまいります。
AIBPCは、国内のAIサービスの開発力強化と、産業界へのAI適用の加速を目指すために、各社よりAIについての、知見や事例を互いに共有して、連携を図れる方々からの入会を募集しています。現在、法人会員として約60社が登録しており、会員同士で、情報交換やノウハウを共有することによって課題解決に繋がることができると考えております。ぜひ、AIBPCの趣旨に賛同してくださる方の参加をお待ちしております。
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